Trip aRound the US:Day11-2:NYCの洗礼その1:Hotel Belleclaire

Hotel Belleclaire 最初のお部屋…
今回はちと長い。ホテルのお話。

マンハッタンで泊まるホテルは、マンハッタンの上のほう。
Upper Westの80丁目周辺にした。

Hotel Belleclaire
250 WEST 77TH STREET, NEW YORK, NY 10024 PHONE: (212) 362-7700

アメリカに住んでた時、あまりにも田舎にいたから…
ことあるごとにマンハッタンに遊びに行ってたんだけど(バスで19時間くらいかけてね…よくやったよな…)お金がなくてドミトリーに泊まってた。
安いドミトリーはアッパーウエストとかイーストらへんに集中してて、この辺はちょっと自分的に懐かしさを感じる場所。

それで、素敵な内装、かつサービスがとってもよい!というTrip Advisorの情報からこのホテルに決めたんだけど、こじんまりなホテルなので、エントランスもこじんまり。
あれ…やばい。アジアホテル慣れしちゃってる…(アジアで宿泊する時は普段止まれないようなセレブホテルに泊まるようにしてたから…)

どうやら日本人宿泊客は少なさそう。
どこかのエアラインの乗務員たちが定宿にしてるっぽく、パイロットやフライトアテンダントの集団がやってきたり、英語じゃない言語がとびかうロビー…誰か待ってたのかなぁ…ずーっとそこに座ってるような人々…おかげで小さなロビーは満杯じゃないか!

2機あるエレベーターも小さいので、渋滞中。
あぁ…いつになったらベッドにどかーんと身を投げられるのかしら…

10分後くらいにやっとエレベーターに乗り、部屋に向かう。

ん???

部屋の番号がない?いや、あるんだけど、すげー遠いなぁ…これ!
ふる〜い建物だから、通路が増設に増設されてるのか、迷路みたいな通路を
重たいスーツケースを引きずりながら…やっと…やっとの思いで到着!!!

部屋を開ける!!!

キャーーーーーーかわいい~!!! ってか…

せまーーーーーーい!!!!

カバンとベッドの隙間がない…じぶんもめっちゃ壁に…

ここがNYということをすっかり忘れてた…
完全にホテルボケしてる…すげー狭い…
高いお金払ってんのにな…という気持ちにさえなる私…
だってね…スーツケースを開けるスペースがないのよね…

それでも、スタイリッシュな部屋には大満足。
やっぱお洒落だなぁ〜New Yorkはぁ〜

バスルーム。狭いけどカワイイ。

アメニティもカワイイ。オサレ。

…とまぁ、いつものように、お部屋の写真を撮ってから、
ベッドにごろーんと寝転んだ。

そしてしばらくして気がつく…

さ…寒い。

異常に寒い隙間風がビュービュー吹いてくる…

ど…どっからだよ…

この日のマンハッタンは、マイナス6度というね…とんでもない気温だったの。
やばい…このままだと凍死まっしぐら…

そしたらこともあろうに、ベッド脇の窓からビュービュー風が入ってきてる!!
てかもうね、ほんとにこれ…
外だよ外!外と変わらない!!!

それで仕方なく…フロントに電話して、寒さを痛切に訴えてみた。
悲壮感ただよった声で…(本人は…そのつもり。)

そしてホテルの修理guyがやってきた。
黒人のおっちゃん。

おっちゃん曰く…

「あぁ〜これは寒いね!ホテルの工事が間に合ってなくってさ。
ホントはココにがはられるはずだったんだ!」

WHAT????

だと???

そしておっちゃんのやってくれたことといえばこれ↓↓↓


テープを貼ります〜(板の代わりに…)

ヒーターありますが全く意味なしです〜。

おっちゃん、テープを貼っている間、トランシーバー鳴りっぱなし。

●●●号室が水漏れだ!
●●●号室のヒーターが壊れてるから直してくれ!
●●●号室でお客さんが呼んでいる!チェックしてくれ!

かわいそうなくらいだった…

おっちゃん、忙しいね…って言ったら、
「今日1分も休めなくてね〜…」だって…。

それからしばらくして夜ごはんを食べに外出。
極寒のマンハッタンなのに薄着で出かけたあたしは、やっとの思いで部屋にたどり着くと…

やっぱり外じゃねぇか…この寒さ…(#゚Д゚)!!

そこで無駄な抵抗ですがバスタオルを…

そうそうねぇ、バスタオルなんて置いたって意味が無いんですよ…
一瞬ですよ一瞬。
しかもあまりに寒すぎて、ヒーター全くあったまらん…。

いかん、このままではこんな高いお金払って泊まって、この数日間我慢しろってのか?
ありえねぇぜ!狭いだけじゃなくて寒いなんて!金返せ!うりゃー!

…とか思って、再度フロントに怒りを込めて電話。
部屋を取り替えてくれとお願いするも、とりあえず修理guyをまた送るからとかいって!

そしたら今度はちがう修理guyがやってきて、
コイツの一言においらはブチ切れた。

「もうヒーターMAXで稼働してんだから、だいじょうぶだろうよ〜。何が問題なんだ?」

て…てめぇ…ありえねぇ。
あたしはホームレスじゃないんだ!!ボケ!!!

何が悲しくて室内だけど室外…的なホテルに泊まらなきゃいけないんだ!
宿泊費を返しやがれ!!

…と、激しく怒ってこの件をTwitterにガンガンツイートしてたら、
あるフォロワーさんが、絶対絶対負けずにクレームし続けて!! …と、応援してくれた。

そこで、たどたどしい英語で応戦するよりは、ココは冷静に、
予約を取ったサイトのサポセンに連絡をしてみよう…と。

Booking.com こちらのサポセンに日本語で書いてみる。
残念ながらどういう文章で書いたかは残ってなかったんだけど、たしか…

・寒すぎてありえない
・部屋を変えてくれと頼んだのに、修理にとどまっている
・せっかく楽しみにしてたのに
・高いお金払ったのに
・しかも修理guyの一言にすげー腹がたった

云々かんぬん…

そして、返ってきたBooking.comのレス。

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Booking.comへご連絡頂きありがとうございます。

Hotel Belleclaireでの御滞在時に問題が発生しているとお伺
い致しました。
弊社と致しましてもお気持ちをお察し申し上げ、

誠に残念に感じております。
お客様へご不便が生じ、大変申し訳ございません。

Hotel Belleclaireへこの度ご連絡を頂いた件を弊社より通知

させていただきましたところ、
お客様にご不便を被っているという事で、

大切なお客様に誠意を持って対応すべく、
ホテルより、

お部屋タイプを無料でアップグレードをさせて下さいとお返事を頂
きました。

担当者のKelvin様より、

お客様のお荷物をまとめて頂ければ、
お客様が観光等でお出かけされている間に、
ホテルスタッフがお荷物を新しいお部屋に移動させておきますとの

事です。

改めましてBooking.

comへご連絡いただきありがとうございました。
お客様からいただいた貴重なフィードバックは弊社とホテルのサー

ビス向上のために役立たせていただきます。
どうか今後とも変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。
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祝 ★ア ッ プ グ レ ー ド!


やりました。
やりましたよ!!やりましたー!!!アップグレードです!!

Booking.comさん、ステキ。サポセンほんとにありがとう…
正月にもかかわらず、ちゃんと仕事してくれてアリガトウ!!!!!


そんなわけで、荷物を再度パッキングして、部屋を出る。
次部屋に戻ったら、アップグレード〜たら〜ん♪

で…アップグレードしたら…
部屋が…広い!!!

ほら!鏡ができた!右サイドアリ!!

窓にはちゃんと板!!
なんとバスルーム変わった!
アメニティまでもが!!

そんなわけで…

すご〜くあたたか〜い、ひろ〜い、スーツケースを余裕で開けられるステキなお部屋に昇進したのだ〜!!!!



なんでもクレームつけろってわけじゃないけど、理不尽なことが起こったら、
しっかり主張するのが必要!とほんとにしみじみ感じました。

アメリカってとくに「いったもん勝ち」…みたいなところがあるので、
嫌な思いしたら、しっかり主張するのが良いと思います。
英語ができなくても、日本語でまくしたてれば…きっと伝わるはず…w

ちなみに、こんなことはあったけど、Hotel Belleclaire はとっても良いホテルですよ。
大概の従業員はとっても礼儀正しいし(嫌味を言うオッサンはいたけどね。)
ホテルの部屋にドリンクがないから、フロントにコーヒー・紅茶・軽食が用意されてる。

なんといっても場所がいいよ〜!
スーパーが近くに沢山あるから、マンハッタンに暮らしているような生活をしてみたい人にはオススメ。あの老舗の人気スーパー、Zabar's(ゼイバーズ)も数ブロック先にあるし、レストランやデリがたくさんある場所です。

こんなトラブルをUPしていて、良いホテルだよ!ってあんまり説得力ないって?w